三菱電機デジタルイノベーション株式会社 様では、服薬介助支援ツールにカオミルエンジンを使った顔認証システムをご利用いただいております。
今回はお客様サービスの内容、カオミルエンジンの選定理由と利用方法、またサービスリリース後の状況を教えていただきました。
「めでぃさぽ」は、介護施設において、介護職員が被介護者(施設利用者様)に薬をお渡しする際に、顔認証による本人確認をすることで薬の渡し間違いを防止するサービスです。服薬介助における介護施設職員の精神的な負担軽減と、いつ、誰が、誰に、誰の薬をお渡ししたか、正確な記録を残すことができ、服薬記録業務の負担軽減も図れます。
介護の現場において、大規模なシステムの導入や設置は難しく、保有されている機器でのサービス実現が必須事項でした。iPadやiPhoneで簡易に導入できることや、他社導入実績など、総合的にカオミルエンジンが最適と判断しました。
「めでぃさぽ」では、薬の渡し間違いがないかをチェックするための本人確認にカオミルエンジンを活用しています。服薬介助する際に、一包化された薬の袋に印刷された氏名をAI-OCRで読み取り、被介護者の顔認証をすることで、薬と人を照合し、被介護者本人にその薬を渡すことができているかをチェックします。
万が一、渡す薬を間違えそうになったり、渡す相手を間違えそうになったりしても、服薬時の顔認証で、事故を未然に防ぐとこができます。
「めでぃさぽ」は2024年8月28日に販売を開始し、複数の介護施設に導入されています。介護施設様からは、「顔認証でのダブルチェックができるので、安心して服薬介助ができる」「服薬記録が自動で残るので負担が軽減された」といった前向きな評価をいただいております。誤薬防止や服薬履歴の記録といった機能に関心を持ってくださる介護施設は多く、お問い合わせも継続的にいただいている状況です。今後も現場からのフィードバックをもとに、機能の改善や拡張を進め、より多くの施設での活用を目指してまいります。
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設立2025年4月